QRコードを読み取るだけ。資料をデータで受け取れる、これまでにない展示会をスマートパンフレットで実現

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展示会で配られる資料を誰が持ち帰ったのかを可視化し、出展者と来場者との新たな接点づくりを行った「Super City / Smart City OSAKA 2021」を取材しました。

※1 QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

Super City / Smart City OSAKA 2021

開催日 2021年7月15日(木)〜16日(金)
開催場所 グランフロント大阪
開催規模 1,200名
主催社 株式会社JTBコミュニケーションデザイン
参加者属性 行政および自治体関係者、技術・ものづくりに興味のある民間企業、外郭団体関係者

新しいマーケットの創出と未来都市の技術、サービスが理解できる展示会

近年、次世代モビリティサービスやICT活用などの先進的技術をまちづくりに取り入れたモデル都市の構築検討を進める「スーパーシティ・スマートシティ構想」が国内外を含め、急速に拡大しています。

株式会社JTBコミュニケーションデザインは、「2025年 大阪・関西万博」を契機に、最先端技術のショーケースとなる“OSAKA”から、国内外における「スーパーシティ・スマートシティ」の機運醸成と経済の活性化、各自治体の魅力向上を目的に、「Super City / Smart City OSAKA~未来都市のスマート化 EXPO & カンファレンス」(以下、Super City / Smart City OSAKA)を2021年7月15〜16日の2日間にかけて開催しました。当展示会の責任者である長谷川裕久様に話を伺いました。

Super City / Smart City OSAKAを開催した思いをお聞かせください。

本展示会は「ビジネスマッチングを通して新しいマーケットの創出と未来都市の技術、サービスが理解できる展示会」を基本コンセプトとしています。と言いますのも、日本社会にはいくつかの課題があります。

例えば、急速な高齢化、多発する都市型災害、様々なICT化を進める人材不足……。このような各都市が抱える諸課題を解決する手段について、議論を行う場や、考えるきっかけとなる場が必要だと考えました。そこで課題を抱える各自治体と、それを解決する最先端技術・サービスを有する出展者とのマッチングの場を提供し、都市の魅力向上に貢献する、展示会「Super City / Smart City OSAKA」を開催しました。

実際に展示会に参加された来場者の声や、展示会に出展した企業の皆さまの反響はいかがだったでしょうか?

本展示会には、なんらかの課題を抱えていたり、新しい情報を欲していたりする方々が多く来場されました。中には、何から手を出していいか分からない方や、自分たちが取り組んでいることが正しいのか分からず、不安を感じている人もいました。こうした場所に来ることで、すでに取り組んでいる施策の方向性が間違っていないと確かめる方も少なくありません。

本展示会に出展された企業の技術は、いずれも高度で、面白いものばかりです。実際にそうした技術を見て、聞いて、話し込む姿が至る所で見受けられました。ブースが並ぶことで隣の展示物やよその立ち話が聞こえるなど、予期せぬ周辺情報が飛び込み、思わぬ方向に話が飛躍するといったオフラインの展示会の良さも作れているなと感じました。最初はなんとなく訪れた人も、企業や自治体においてまずは何から変えていくべきかが分かったような様子が見て取れました。

久しぶりにオフラインの展示会に参加した人もいたようで、一つひとつ丁寧にブースを見ている方も多く、出展者も丁寧に対応してくれていました。

スマートパンフレットで、コロナ対策&ペーパーレスを実現

展示会という場も、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて変わらなければならないことがあったかと思います。どのようなことを意識しましたか?

どの展示会でもそうだと思いますが、Super City / Smart City OSAKAにおいても感染対策を徹底しました。入場口での消毒や検温、セミナー会場における座席数の制限・レイアウトなど、安心・安全な展示会運営を心掛けました。

一方、名刺交換やブース前での来場者に対する呼びかけなど、人と人との交流・接触は必ず発生します。より安全で、且つ、本展示会の「スーパーシティ・スマートシティ」のコンセプトにあった手立てがないか模索していました。

また、環境に優しい展示会を作りたいという思いもありました。出展者は、自社のカタログや資料を多くの来場者に持って帰ってもらいたいので資料を大量に印刷します。使わなかった紙の資料は、当然廃棄されます。また、来場者は、各社から受け取った紙の資料をたくさん持ち帰ることになります。その中から興味のあるサービスや企業を探し、会社でデータ化して同僚や上司に送り、検討するのだと思いますが、紙の資料だと探したり、データ化したりするのが面倒です。

「コロナ対策」と「ペーパーレス」、両方の要望を叶えられたのがスマートパンフレット(※2)でした。従来の展示会の風景を変え、来場者の体験を変えることで本当のビジネスをしてほしいと考えました。つまり、カタログや資料を配ることや持ち帰ることが仕事ではなく、持ち帰った資料から自分たちがどんな仕事 / 商談をするべきかを考える。そのプロセスを効率化するのに、主催者は資料をデータで用意し、来場者は資料をデータで持ち帰れるスマートパンフレットはうってつけでした。

※2 名刺アプリ「Eight」もしくは法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」がインストールされたスマートフォンで、QRコードを読み取るとデータで資料が受け取れるパンフレットサービス。リリースはこちら。

スマートパンフレットを体験している来場者の様子はいかがだったでしょうか?

今回、展示会の一角に「各社資料コーナー」という場所を設営しました。そこでは、各出展者の資料がダウンロードできるスマートパンフレットのQRコードと、QRコードの前に見本となる紙の資料を1部置きました。本来バラバラに置かれていた各社の資料が一堂に会することで「各社資料コーナー」がアイキャッチになって、「なんだろう」と目を引いていました。

「各社資料コーナー」に立ち寄ることで、ブースに行く前に自分の考えを整理する準備時間にもなっていると感じました。「各社資料コーナー」で、どんなサービスがあるか見本の紙の資料で確認し、興味のある資料をデータで持ち帰る。さらに詳しく話が聞きたい場合は、そのブースへ立ち寄る。従来よりも効率的に展示会を回れた方が多かったと思います。

また、QRコードを読み取った人たちの名刺情報が、出展者側に渡るというスマートパンフレットの仕組みも、これまでにない顧客とのタッチポイントになりました。これまで出展者は顧客情報を手に入れるのに1〜2週間かかるのが当たり前でしたが、それが即日で手に入るのはすごくいいことです。これまでのように、単に紙の資料を持ち帰った人が興味を持ち、問い合わせをしてくれる可能性もありますが、スマートパンフレットは瞬時に顧客情報が出展者側に渡るため、即日アプローチすることができます。出展者によっては、こうしたスピード感はすごく大事だと思います。

データ分析が可能になれば、企業の思いがより伝わる

今回スマートパンフレットをご利用いただき、ありがとうございました。今後、スマートパンフレットに期待することはありますか?

資料の中で、キーワード検索や資料の分析、レポート作成ができると、資料に載せたサービスがもっと理解しやすくなり、何より企業がサービスに込めた思いがより伝わるのではないかと思いました。

また、データ化による魅力の一つに、比較検討のしやすさが挙げられます。50社の資料の中からまずは3社、そして3社の中から1社を選びたい。そうしたニーズに対してスマートパンフレットを活用することで、比較検討にかける時間が削減され、効率的にビジネスができるようになるといいなと思います。

他にも、例えば「各社資料コーナー」で、資料のダウンロードの数がリアルタイムでわかったら面白いですね。人気のブースがわかり、まずはそこに立ち寄ってみようといった人も出てくる気がします。

たくさんのアイデアありがとうございます。頂いたアイデアを元にサービスの改善に取り組んで参ります。最後に、今後どんな展示会を作っていきたいか教えてください。

まだ漠然とした構想ですが、ゆくゆくは展示会場で「まちづくり」をしたいと考えています。ブースとしての出展ではなく、1つの街を作り、その中で「どのインフラを買いますか?」と企業に提案していくイメージです。

そうすることで、通信/ネットワーク技術を介した人と人との交流が今よりも具体化され、暮らしの中で技術やサービスがどう生きるかイメージがしやすくなると思っています。

こうした取り組みを通じて、私たちの本来の目的である「ビジネスとビジネスをつなぎ合わせること」を加速させたいです。1社対1社はもちろんのこと、複数社対複数社のビジネスマッチングの仕組みも作りたいと思っています。さまざまな企業が分け隔てなく自然と集まれる環境づくりをしたいですし、そのためにはやはりオンラインだけでなく、リアルな場での交流が欠かせません。主催者としても、各社の製品やサービスを見ながら、出展者と来場者、来場者と来場者などさまざまな出会いをコンサルティングできるといいなと考えています。

イベント主催企業情報

株式会社JTBコミュニケーションデザイン
JTBコミュニケーションデザインは、MICE(ミーティング・コンベンション・各種イベント・展示会運営、試験運営)、プロモーション、人材育成・組織活性(モチベーション・ホスピタリティ)、施設運営プロデュース、音楽・声優事業、地域活性事業(地域人材育成・電力供給・地域プロモーション)、訪日インバウンド事業(集客プロモーション、コンテンツ開発、受入れ支援、観光案内所運営)、スポーツ、コンテンツライツビジネス、等の事業を展開しています。

この事例で使用したツール

スマートパンフレット
スマートパンフレットは、展示会主催企業や出展企業を対象とした、展示会の効果を最大化させる新世代パンフレットサービスです。 ユーザー企業は、管理画面上に資料をアップロードすることで、自社のパンフレット情報が入ったQRコードを生成できます。そのQRコードを展示ブースに掲示するだけで、展示会の事前準備を終えることができます。従来のように大量の紙パンフレットを用意する必要はありません。